森の8カテンに東京から歌人の笹公人先生をお招きして参加者17名で歌会を行いました。
まずは、歌会とはなんぞや、ということをご説明したいと思います。
おそらく宮内庁の「歌会始」などは耳にされたことがあるのではと思います。
その影響で「歌会」というと格式高いものというイメージがあるようですが、最近では今回のようなカジュアルな歌会も多くあります。
歌会のやり方はいろいろとあるようですが、ここでは森の8カテンで行った歌会を説明をします。
まず参加者に短歌を2首詠んでもらいます。今回は詠題「桃」、自由詠の各1首としました。
詠題とはテーマのこと。今回は岡山でやるということで岡山名産の「桃」にしました。
桃をテーマにした短歌です。自由詠はテーマなし。なんでも自由に詠んでもらいます。
そして、それぞれに詠んだ歌を事前(今回は3日前)に歌会の世話人(今回は僕)にメールで提出してもらいました。
提出してもらった短歌を詠草集というのですが、無記名で用紙にまとめて当日参加者に配ります。無記名なのでどの歌を誰が詠んだのかはわかりません。
その状態で、自分が良いなと思う歌を選んで投票してもらいます。
今回は参加者に事前にメールで詠草集をお送りして、当日までに1人5首にそれぞれ投票してもらいました。
17首中5首です。もう、感覚で「これ好き」で投票いただければOKです。(良い歌が多くて選ぶのに困りました。)
写真は歌会開始前に詠草集をチェックする笹先生です。
いよいよ歌会当日。歌会の司会は僕が担当しました。
はじめましての方も多かったので参加者全員の簡単な自己紹介に続き歌会のスタートです。
まずは詠題「桃」の歌から、それぞれの歌の得票数を発表します。
緊張のドキドキタイムです。自分の歌は何票はいっているのか?そして、誰が入れてくれたのか?
その後、得票数の多かった歌から順番に1首につき2名指名を行い講評してもらいます。
指名はその歌に投票した人から選ぶので、この歌のここが良かった、などの感想を言ってもらう感じです。その後に他に意見のある方は挙手いただき講評。最後に先生からの講評。
この流れで17首すべての歌の講評が終わったら、作者の発表をします。
こちらは楽しいドキドキタイム。さて、あの歌やあの歌を詠んだのはいったい誰なのでしょうか?
ここまでで開始から2時間。
その後、みんなでイタリア料理のランチ。そこでも短歌の話で盛り上がりました。
午後からは同じ要領で自由詠を。
11時の開始から16時までのみっちり短歌漬けの時間でした。
どうでしょうか?面白そうと思っていただけたでしょうか?
歌会後にお買い物も楽しんでいただけました。
今回の歌会の参加者は地元で僕が毎月やっている歌会のメンバー、地元の短歌結社(短歌の会)の方、そしてなんと東京からも僕の所属している短歌結社の先輩が3名かけつけてくれました。
笹先生と東京からの3名とで、その後は瀬戸大橋の展望台のプチ観光。
瀬戸大橋を上から下から。
(おっと、落ちないでくださいよ~)
そして地元の居酒屋で打ち上げ。
翌日は瀬戸大橋を渡って香川県へ。
そちらも後日、blog「ブラヤモリ」でご紹介しますね。