気が付けば1年以上新幹線に乗っていません。
例の「まん防」もどうやら対象地区が広がるようです。
実は来週には久しぶりの新幹線で名古屋に行こうと計画していた矢先だったのですが。
名古屋に「平和園」という中華料理屋さんがあります。
そこで丁度、夕食をかねての短歌のイベントがあるので、それに合わせての計画でした。
この「平和園」、最近では名古屋地区のローカルのテレビ等で度々話題になっているらしい。
シェフの小坂井大輔さんが短歌をつくっている歌人で、『平和園に帰ろうよ』という歌集を発売したのがきっかけのようです。
この歌集が話題となり、全国からさまざまな歌人さんたちが集うようになったことから、今では「短歌の聖地」とよばれているということです。
値札を見るまでは運命かもとさえ思ったセーターさっと手放す
小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』より
誰もが経験したことのある情景ではないでしょうか?
ここでは「セーター」となっているが確かにニットやシャツに起こりがちな事案である。
デザインであったり肌触りであったり、まさに運命的な出会いではないかとさえ思ったお洋服。「これこれ!!こうゆうのが欲しかったのよ」。
そして値札を見る。良いものは高い、そうわかっていても、さすがに高すぎじゃございませんか??
「あっ、うっ、う~、ふ~」とのため息声が聞こえてきそうです。
こんな日常の1コマが短歌になる。
この「短歌の聖地」に僕も1度だけ行ったことがあります。
そこで歌集を取り出して記念撮影をするという分かりやすい行動をしてしまったため、早速に厨房から小坂井さんが出てきてくれました。
僕が名前を名乗ると「あっ、知ってますよ」とのこと、うそでしょ、何で知ってるの。
下の名前が一緒だったので、どこかで見て覚えていてくれたそうです。
その後、お互いのつくった短歌を読みあいながら、すっかり盛り上がっていました。
そして、それよりも何よりも「平和園」の料理は本当に美味しい。
特にチャーハンと酢豚は最高です。(それしか食べていない)
そして歌集の帯に書いてあるように「平和園、たどりつけるだろうか」僕は。