お久しぶりです。
ジャワ島での「ブラヤモリ」を最後にこのblogを1年以上にわたり放置していました。
不要不急の外出自粛ですっかりブラヤモリ出来なくなっていたのも原因のひとつですが、いかんですね。
ホームページがリニューアルしたこともあり、また週一のペースで更新していきます。
さて、STAYHOMEの生活が長く続いたおかげで、僕としては趣味である短歌にますますのめり込んでいました。
短歌、と聞いても馴染みのない方がほとんどではないでしょうか。
せっかくですので、このblogで短歌の紹介などもしていきたいと思います。
簡単に言うと「5・7・5・7・7」このリズムに言葉をのせていくということです。
俳句のように季語はいらないのでとても自由です。
まずは来月に発行する小冊子の僕が「はじめて出会った短歌」というテーマでミニエッセイを寄稿させていただいているので、そちらをここで公開させていただきます。
【ミニエッセイ】
おにぎりをソフトクリームで飲みこんで可能性とはあなたのことだ(雪舟えま)
可能性とは恐ろしいものである。
はじめて短歌に出会ったのは、記憶はないが、小学生の時の国語の授業だろうか。おそらく北原白秋とか石川啄木なんかであろう。いずれにしても、とくに思い入れはなかったようだ。
高校生の時に『サラダ記念日』の大ヒットがあった。その時にそれを短歌だと明確に意識していたのだろうか。何か一行詩のようなものが流行っているという感覚だったような気がする。
ところが、二年ほど前にたまたま出会った雪舟えまさんの歌集『たんぽるぽる』で一気に短歌の世界に引き込まれてしまった。そして自分でも作歌をはじめ、未来短歌会という結社に入会した。俗にいう「嵌まる」という状況である。この歌に出会う前は自分の中での短歌と言えば万葉集のようなものだったし、結社と言えば秘密結社のような悪の組織だったのだから、可能性とは恐ろしいものである。