これがrolcaのオフィス。
古い工場をリノベーションして使っています。
100年近く前になると思うのですが工場として建てられたこの建物。
その後工場を隣接する建物に移動した後は倉庫として使用していました。
が、やはり年月には勝てません。
老朽化とともに雨漏りをするようになり、隙間風もきついし、歩いていたら床が抜けたり、気を抜くと猫が入ってきたりで
これはもう倉庫ではないなと倉庫使用もあきらめてからは物置と化していました。
で、正直「倒すしかないか」と思ったこともありました。
結局「倒す」と「リノベーション」の二方向で検討することに。
「リノベーション」となると大がかりになるので情報を集めると「倒す」派の方が多いのですね。やはり。
そんな時「ぜったいに倒しちゃダメ~」と声高々に主張するのが友人で古民家再生などを
数多く手掛けている地元の工務店N建築工房のM社長。
「倒すのは簡単だけど同じものはもう建てることが出来ませんよ」という主張は
ごもっともながら肝心なのはそのコストです。
ともあれリノベーションに向けてのシミュレーションがスタートしました。
どうせやるならオフィスも併設してこの会社ならではの空間にしたい。
それもごもっともながら肝心なのはそのコストなのです。
何度も打ち合わせを重ねていくうちにテンションも上がりこれはもうやるしかないな
と。
結局構想2~3年くらいだったでしょうか、めでたくリノベーションに向けての工事が始まることになりました。
荷物を全部外に出した室内を見渡して改めてその広さに驚くとともに
結構柱とか崩れそうになっているけどほんとに大丈夫なの
と思ったりする。