篠田桃紅さんをご存知でしょうか?
大正2年生まれ、今年で106歳になられる現役の美術家です。
エッセイも書かれていて『一〇三歳になってわかったこと』が45万部を超えるベストセラーになり、たびたびテレビにも出られていました。
和紙に墨を中心に使った独特の技法で表現をされていて、これもう言葉で表現するのが難しいので実際に観ていただくしかなさそうです。
#23 ブラヤモリ 高梁市成羽美術館
地元の岡山県は高梁市にある高梁市成羽美術館にて特別展「106歳を生きる 篠田桃紅 とどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち」が開催されていたので観てきました。
このあたり高梁川の流れがきれいで、子供のころ親に連れられて鮎釣りに来たことを思い出しました。
美術館は安藤忠雄さんの建築、のどかな風景の中、突如スタイリッシュな美術館が現れます。
この美術館、なんとトイレまでアートなのであった。
篠田桃紅さんの展示、実物を見るのは初めて。何とも迫力があって素晴らしい。
墨で描かれた線に美しくコンストラストする朱色やグリーン。
古い上に誰も知らなくて申し訳ないのですが、戸川淳ちゃんの名曲「赤い電車」の歌詞「生きる為に生まれたんだと確信する色」といった力強さでした。
実は期間中、2回も行ってしまった。