ついにまた緊急事態宣言が出るようです。
先週のblogで書いた名古屋の「平和園」でのイベントですが、やはり今回は諦めます。
森の8カテンの実店舗でも短歌のイベントをしてみたいな、と思っていて、参考になるかなとも思っていたのですが、残念です。
名古屋の歌人、野口あや子さんによる短歌ワークショップのような内容でした。
またの機会に期待します。
自転車の学校名のステッカーひりひり剥がす 忘れずにいる
野口あや子『くびすじの欠片』より
学生時代の自転車というのはどこか特別な存在で、おおげさに言うと自分の分身のような感覚もあったのではないでしょうか。
その自転車に貼られていたのは、通っていた高校の学校名のステッカー。
卒業と同時にそのステッカーを剥がす。
寂しさもとともに解放感のようなものも感じます。
最後の「忘れずにいる」は何を忘れないのでしょうか。
数々の思い出、その隣には自転車がいつも一緒だったのかもしれません。