今年は弊社にとって創業100周年の節目の年となります。
そもそもは、家守製織所という名前で、ゲートルという戦時中に兵隊さんが足にまく織物の製造での創業でした。
戦後間もなく、学生服の製造へと転換し3代目が社長になった時に㈱ユニアート・ヤモリに会社名を改めます。
僕が4代目となり「rolca」が誕生することになります。
森の8カテンでの100周年
先月オープンした「森の8カテン」はそんな経緯もあって、創業以来100年の歴史のあるこの場所で、これからさらに100年続く未来の展望をつくっていきたいとの想いからスタートさせたプロジェクトでもあります。
それにしても100周年です。
何かしないと、でも、何をしようと。
僕の性格上、あまり大げさではなくカジュアルなものが好きです。
そこで、オープンしたての「森の8カテン」。
この場所に現在生存している限りのOBの方々をお招きして、ボーノウーノで食事を楽しんでいただこうではないかという企画を思いつきました。
元気に働いている現役の姿も見ていただければ、さらに喜んでいただけるはず。
この場所は、もともと工場だった場所、そしてその前には寄宿舎だった場所です。
おかげさまで、総勢28名のOBの方に参加いただき終始にぎやかな会になりました。
中には介護施設からどうしても行きたいと、介護士2名に付き添われて車いすで駆けつけていただいたOBも。
会場に入りみんなの顔を見るなり泣き崩れる感動的な場面もありました。
ボーノウーノからのお祝いでいただいたのがトスカーナワイン「イルボッロ」。
フェラガモが経営するワイナリーで「森の8カテン」のテーマワインです。
乾杯が済んだ後は、昔話に花が咲きます。
昔の写真を持ってきていただいています。
70年前の会社での風景。
着物に割烹着でミシンを踏んでいます。
最後にみんなで集合写真。
僕も楽しい会に盛り上がっています。
最後に元工場長のSさんとのツーショット写真。
Sさんは中学卒業してすぐに入社いただき、当時女子寮だったこの場所に住み込んで縫製の仕事を定年で退職するまでしてくれました。
2代目が社長の時に入社した時には初代も健在で、4代目の僕の時に退職。
僕の子供を抱っこして「親子5代に渡って付き合いするとは、」と感慨深くおっしゃいましたが、いやはや。