2014年の春にrolcaオフィスに裏山でミツバチがやってきました。
そうです、養蜂を始めることにしたのです。
なぜミツバチなのとよく聞かれますが
養蜂をしている人は大きく分けて二通りいると思われます。
1つめはハチミツが好きな人。
ハチミツ好きが高じて自分でハチミツを採って食べてみたい。
2つめはミツバチが好きな人。
ミツバチにはその生態も含め独特の魅力があり、また見ているだけでも癒されます。
それでいうと後者寄りでしょうか。
もちろん天然の甘いハチミツもとても魅力的ですが
ミツバチたちそのものにそれに匹敵する魅力があります。
大昔からミツバチは植物の花粉を運ぶことで受粉を行ってきました。現在でも人間の食物の三分の一はミツバチの受粉の力を借りているそうです。
そして今、そのミツバチたちの数が急激に減少しています。そんなニュースを皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
かつてアインシュタインは「地球上からミツバチが絶滅したら、その4年後に人類は滅びる」と言ったそうです。
やばい、人類を救わねば。
それが養蜂を始めた理由です。
すみません、ウソです。
でもミツバチの力やそれを取り巻く環境の話は本当です。そんなミツバチが近くに住んでいるのってなんだか良くないですか。
そんなことを思いながら養蜂をスタートさせました。
そうすると今まで気付かなかったことが気になってきます。たとえば近所にどんな花がいつごろ咲くのかなんてことも。思った以上にいろんな花が周囲にはあるものです。
ツバメやスズメバチなどミツバチの天敵たちが襲来してくる季節なんかも敏感になります。
より季節が身近に感じられるようになった気がします。
それと個人で養蜂をしている人って意外と多いのです。実は周囲にも結構いることに気が付きます。
「今度お宅のミツバチ見せてください」といった、まるで愛犬家さながらの新しい交流が生まれます。 それに自分で言うのもなんですが養蜂をしている人はいい人が多い。
唯一の欠点は刺されることですかね。
小さい体なのに結構痛いですよ。