洗濯表示が変わりました
~大切なお洋服たちのために知っておきたい正しいお手入れ方法~
国際規格に整合した日本工業規格(JIS)が改定されたことに伴い、
2016年12月1日に衣類の洗濯表示が変わりました。
※2016年11月30日までに生産されたものについては旧表示のものが混在しています。
家庭洗濯についてはどう変わる?
洗い方がさらに細かく分類されました。
洗うときの強さについて「通常」「弱」「さらに弱く」「手洗い」の4通りが、
家庭洗濯を推奨できないものには「洗濯不可」が示されています。
漂白についてはどう変わる?
酸素系漂白剤の記号が追加されました。
「塩素系&酸素系」「酸素系」「漂白不可」の3通りが示されています。
乾燥方法についてはどう変わる?
ぬれ干しとタンブル乾燥の記号が追加されました。
■ぬれ干しの場合は、手で絞ったり洗濯機で脱水せず、洗ってそのまま干すことが推奨されています。
水滴が気になる場合はタオルドライがおすすめ。
「つり干し」「平干し」「ぬれつり干し」「ぬれ平干し」の4通りに加えて、「日向OK」「日陰のみ」の2通りが
示されています。
■タンブル乾燥とは、コインランドリーにあるような「衣類を回転させるなどして乾燥させるもの」のこと。
家庭用のドラム式乾燥機もこれにあたります。
縮みや型崩れ、風合いを損なうなどのデメリットを生じやすい衣類には向きません。
アイロン掛けについてはどう変わる?
アイロンの底面温度の表記が変わりました。
専門業者へお願いするときのクリーニング方法はどう変わる?
ウェットクリーニングの記号が追加されました。
ウェットクリーニングとは文字通り「水を使って洗う」こと。
本来はドライクリーニングすべきものを水で洗うため、化学的・物理的ダメージを与えないよう
専門家による高い技術が必要です。
「パークロロエチレン溶剤などでドライクリーニング」「石油系溶剤でドライクリーニング」「ドライクリーニング不可」
「ウェットクリーニング」「ウェットクリーニング不可」の5通りに加え、
洗うときの強さについて「通常」「弱」「さらに弱く」の3通りが示されています。