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ウールでチクチクと感じるのは、ウールの毛先が肌を刺激するため。刺激を受けた肌は痒みをともなうことも多く、アレルギーと勘違いすることもあります。今回は、チクチクの原因とその改善策についてご紹介します!
ウールのチクチク 3つの原因
ウールのチクチクは、肌を刺激して痒みを引き起こします。そのため、アレルギーを心配してしまいますが、ウールは天然素材。もっともアレルギーを起こしにくい素材と言えます。
チクチク感からくるアレルギーの場合は、着用して数日から一週間くらいで痒みがでますが、着用してすぐに痒みがでる場合は、別の原因を考えてみましょう。
原因(1)ウール繊維の太さ
全てのウールが、チクチクするかというとそうではありません。ウールは羊の毛の繊維。
一般的に30ミクロンの繊維が5%以上入っていると、チクチクと肌を刺激すると言われています。手触りがごわごわしているウールは繊維が太めのものが多いので、しっかりチェックしましょう。
原因(2)肌の乾燥
寒くなると、大気の乾燥とともにお肌も乾燥しがち。乾燥した肌は、ウールのちょっとした摩擦でもチクチクと刺激を受けて痒みを生じます。
とくに素肌に直接ウールを着用することは、摩擦面が広範囲になるので注意しましょう。
原因(3)汗による刺激
本来ウールは通気性にすぐれた素材ですが、汗をため込みやすい混合ウールの場合は注意が必要です。
汗がこもってじめじめとした肌は、ちょっとした刺激にも敏感になります。そんなとき、ウールのチクチクは強い刺激となって痒みを増幅させてしまいます。
ウールのチクチク 3つの改善策
ウールのチクチクとした刺激は痒みを増幅させる原因でした。それでは、チクチクした刺激を軽減する改善策についてご説明しましょう。
改善策(1)直接肌に触れさせない
ウール素材の衣類を直接肌に触れさせることは避けましょう。セーターを着るときは、素肌ではなくTシャツなどを中に一枚着用することで、チクチク感を軽減できます。
アンダーシャツには、肌にやさしいシルクやコットン素材のものがおすすめ。
改善策(2)繊維の細いウール素材を選ぶ
チクチクと肌を刺すのは、ウール繊維の太さが原因でした。ウール素材のなかでも、メリノウールは巻きの強い繊維で、13~19ミクロンととても細いのが特徴。
メリノウールは繊維の細さとやわらかさから、衣服に多く使用されています。ウール素材の衣服を選ぶなら、繊維の細さにも注意して選びましょう。
改善策(3)柔軟剤で柔らか効果アップ!
一度、着てみてチクチクと刺激のあったウールの衣服は洗ってみましょう。
中性洗剤で手洗いしてから、柔軟剤でふっくらと仕上げるとチクチク感が軽減します。これは、ウール繊維の毛先を柔軟剤でやわらかくする効果があるためです。
ウール以外の自然素材ニットにも注目!
どうしても、ウールのチクチクが気になる方には、摩擦の少ないコットンやリネンなど自然素材を混合した肌にやさしいニットがおすすめ。
ウールのようなふわふわ感はありませんが、洗うたびに風合いが増してくるため一枚で長く楽しめるニットです。
上質なウールはニットがおすすめ!
ウールのチクチクを軽減するには、直接肌に触れなせないこと。繊維の細いものを選ぶ。柔軟剤を使ってやわらかくするなどの対策がありました。また、ウールの下に着るアンダーシャツはコットンやシルクなど、肌に刺激を与えない自然素材のものを選ぶことも大切。
ロルカオンラインショップでは、お肌にやさしい自然素材のオーガニックコットンやアイリッシュリネンなどを使った服を取りそろえています。なかでも上質なウールを使ったシンプルデザインのニットがおすすめ! ぜひ、一度ご来店くださいませ。