季節を問わず、ずっと着ていたいリネンシャツ。風合いを保つための収納ポイントは、リネンの性質にあわせたお手入れをすること。大好きなリネンシャツを守るための収納のポイントをみてみましょう。
リネンシャツは収納前に洗濯
リネンはペクチンという成分で、繊維の表面が守られているため汚れにくい性質を持っていますが、食べ物や汗などがつけば、やはりシミになってしまいます。
生地を長持ちさせるためにも、リネンシャツを収納する前には必ず洗濯をして清潔な状態にしておきましょう。
リネンシャツの洗濯のポイント
水に強いリネンは、じゃぶじゃぶと洗えるイメージですが、自然素材ならではの注意点もあります。リネンシャツを洗濯するときの8つのポイントをみていきましょう。
- お湯での洗濯は縮んでしまうので水で洗う。
- 摩擦に弱いので単体でネットに入れて洗う。
- おしゃれ着専用の中性洗剤を使う。
- できれば、洗濯機で洗わず手で押し洗いがベスト。
- 洗剤が残らないようにしっかりすすぐ。
- 脱水にかける場合は、10秒ほどで止める。
- しっかり乾燥させてから収納する。
- 長期の収納の場合は、虫食い予防のため糊を使わない。
リネンシャツの洗濯は、やさしく洗って丁寧にすすぐイメージで。できれば、汚れが蓄積されないように、こまめに洗濯をすることが大切。
リネンシャツの干し方
洗濯後のリネンシャツは、しっかりシワを伸ばしてからハンガーに掛け、白けるのを防ぐために陰干しをします。
弱めの脱水で濡れ気味の状態からハンガーに掛けることで、繊維が下に引っ張られ自然にシワを伸ばしながら乾かすことができます。一日かけてじっくり干して、しっかり乾燥してから収納するようにしましょう。
リネンシャツに適した収納のポイント
長くリネンシャツを着るために、リネンにあった収納方法をみていきましょう。
リネンシャツの収納場所は?
リネンは直射日光で色あせしやすい素材。日差しが当たるような場所を避け、通気性がよく湿気が少ない環境に適しています。
クローゼットやタンスなどに収納する場合は、湿気だまりができやすい角に除湿剤をおくようにし、湿気をためこまないように工夫しましょう。
リネンシャツの収納はたたむの?掛けるの?
たたみシワができやすいリネンシャツの収納は、ハンガーに掛けたほうがシワが伸びやすく自然な立体感を作り出してくれます。
リネンシャツをかけるハンガーは、肩の部分が太目のものがよく、肩幅などはリネンシャツのサイズにあったものを選んで型崩れしないように収納しましょう。
リネンシャツをたたんで収納する場合は、たたみシワでできないように、ふんわりたたむようにします。また、たたんだリネンシャツの上に、重たい洋服を重ねて置かないように順番にも注意しましょう。
リネンシャツは収納前にアイロンをかけるの?
収納前のアイロンは、シワを伸ばす目的のほかにも殺菌の役割もあります。リネンシャツのアイロンは、絵表示のアイロン温度を参考にし、テカリ防止のために当て布のを当てながら、アイロンをかけましょう。
たたむ収納の場合は、アイロンをかけながらたたむと、強いシワが残るので、全体にアイロンをかけた後にふんわりとたたむようにしましょう。
いつまでも着たいリネンシャツは上手に収納
リネンシャツは、丁寧にお手入れをしてから収納しましょう。いざ着るときに、シワやシミの心配もなく安心です。大切に着続けたリネンシャツならではの変化する風合いや、素材本来の魅力に触れることができますよ。
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