着心地が良い天然素材のコットンシャツ。家での洗濯がしやすい素材ですが、色落ちやしわができやすいのが弱点。長くコットンシャツを着るための、洗濯のポイントをコットンの特徴を紹介しながらまとめました。
天然素材コットンシャツの特徴
通気保温性を持ち、肌にも優しいコットンは、丈夫な素材で様々な衣類に使われています。とても便利なコットンなのですが、こんな弱みもあります。
- 色落ち、色移りしやすい
- 洗濯時、しわができやすい
- 直射日光や汗で、変退色しやすい
この3つの弱点に気を付けながら、コットンシャツの洗濯をすると良いでしょう。
洗濯機でコットンシャツは洗えるの?
ご家庭の自動洗濯機を使って、コットンシャツを洗う時のポイントは8つです。
1.表示をチェックする
コットンシャツの取扱い絵表示の「洗濯表示」を確認してみましょう。水洗い不可の絵表示以外であれば、洗濯機で洗うことができます。洗い方は「普通コース」「ソフト/手洗いコース」の絵表示に従って、選択します。
2.洗剤を選ぶ
取扱い絵表示に特別な指定がなければ、おしゃれ着用中性洗剤でも、弱アルカリ性洗剤でも問題はありません。風合いを保ちたいなら「おしゃれ着用中性洗剤」、しっかり洗いたい時は「弱アルカリ性洗剤」と使い分けると効果的です。
色落ちを防ぐためにも、洗剤の量はきちんとはかって正確に。淡色や生成りの風合いを活かしたコットンシャツの場合は、「無蛍光洗剤」を使うようにして下さい。
3.色落ちテストをする
コットンシャツで一番厄介なのが、「色落ち・色移り」です。初めて洗うコットンシャツには、色落ちするかを調べる「色落ちテスト」を必ず行ってください。
【テスト方法】
- 洗剤をコットンシャツの目立たない部分に塗り、5分ほど置いておく。
- 布を当て、色が移るかを確認。
色が落ちた場合は、他の洗濯物とは洗わず、単独で洗濯をしましょう。
4.洗濯ネットに入れる
汚れている部分が上になるように、コットンシャツをたたみ、洗濯ネットに入れます。洗濯ネットに入れることで他の衣類と絡むのを防ぎ、しわや生地の痛みを抑えられます。
5.脱水は短めに
コットンシャツは脱水のかけ過ぎでしわができます。しわを付きにくくする脱水のコツは、「高速回転になってから、5~10秒ほどで止める」です。脱水後、すぐに干すこともしわを防止するポイントです。
7.日陰で干す
コットンシャツを手で振り、しわを伸ばします。直射日光で変退色しやすいので陰干しで、ハンガーにかけて干すか、平干しでゆっくり乾かします。
8.縮みをおさえる
天然の植物繊維の特徴で、リネンやコットンシャツには縮みやすいという弱点があります。コットンシャツの収縮を防ぐには、「高温乾燥をしない」ことが大切です。やむ得ず乾燥機に入れる場合には、低温で設定をし、半乾きで取り出すように心がけて下さい。
こんな場合はクリーニングへ
落ちない染みや黄ばみが目立ってきたらどうしましょう?コツのいるスポットの染み抜きは、その部分だけ色落ちするなどのトラブルになります。
ポイントを押さえれば、家庭で洗えるコットンシャツですが、頑固な染み、黄ばみがある場合は、プロのクリーニング屋さんへ相談しましょう。
ナチュラルなコットンシャツでやさしい時間を過ごす
コットンシャツの失敗しない洗濯方法は、素材の特徴を理解すること。コットンの弱い部分を、フォローしてあげるイメージで洗濯をすれば、大切なコットンシャツと長く付き合うことができるでしょう。
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