アイロンのかかったコットンシャツは、着ていて気持ちがいいもの。しわになりやすいコットンシャツのお手入れに、アイロンはかかせません。今回は苦手な人でもわかりやすい、アイロンがけのポイントをご紹介します。
コットンシャツに合ったアイロンがけのポイントは5つ
これは、コットンシャツ以外の素材の、アイロンがけにも共通しますので、ぜひ覚えておきましょう。
1.素材に適した温度で
素材によってアイロンに適した温度は様々。コットン(綿)100%の適温は「高温」になります。
2.霧吹きで水分を含ませる
コットンシャツのしわをとるには、全体に霧吹きをし、生地を湿らせてドライアイロンをかける方法が効果的。霧吹きの中身は水でも市販の仕上げ剤でもOK。
3.手で伸ばす、押さえる
アイロンをかける前に、縫い目に合わせて生地のしわを伸ばし、アイロンを持たない方の手で生地を押さえる。手をうまく使いましょう。
4.まっすぐかける
繊維に沿ってまっすぐ、アイロンをかける。ゆっくりとしわを作らないようにかけることが大切です。
5.強くこすらない
コットンシャツは強くアイロンを当てると、生地のテカりの原因になります。気になる方は、当て布を使いましょう。
基本となるコットンシャツのアイロンがけに挑戦してみよう
アイロンがけの流れの基本は、「細かいパーツ(襟、肩、袖)から、大きなパーツ(前身ごろ、背中)を仕上げていく」こと。特別、決まった手順はありませんが、上記を意識しながら進めると、自然な流れでアイロンをかけやすくなります。
準備するもの
- アイロン
- アイロン台(足つきが良いでしょう)
- 霧吹き
この3点だけです。それでは、はじめてみましょう。
襟
- 襟を裏にします。
- 襟の左右外側から中心へむけて、アイロンをかけます。
- 襟の表面も同様にアイロンをかけます。
ヨーク(肩)
- ヨークの丸みがある部分を、アイロン台の先に引っ掛けます。
- 手でしわを伸ばしヨークを平らにします。
- ヨークにアイロンをかけ、襟の周りもアイロンの先で丁寧にかけていきます。
- シャツを回して、反対のヨークも同じようにアイロンをかけていきます。
カフス(袖口)
裏面からアイロンをかけます。表面にあるボタンを引っ掛けないように注意しましょう。
袖
- 袖の下の縫い目を手で合わせます。
- アイロンを持っていない手で、脇の部分を引っ張りながら、まっすぐにアイロンをかけます。
- 片袖も同様にアイロンをかけ、しわが残っていないか裏返して確認。
前身ごろ左右
- 脇の縫い目を手で合わせて、アイロンで全体のしわを伸ばします。
- ボタンが付いているところは、アイロンの先を使って細かく動かしてかけます。
背中
- しわを手で伸ばし、アイロンを全体にかけましょう。
- タックが付いている場合は、タックに沿ってアイロンをかけます。
アイロンが楽になるコットンシャツの洗濯は?
洗濯でコットンシャツにしわを作りにくくする方法はこちら。
- コットンシャツをたたんで、洗濯ネットに入れる。
- 脱水は短め(5分程度)で取り出す。
- 干すときにはしっかり繊維を伸ばして、ハンガーにかける。
コットンシャツを洗う時には、上記3項目に注意しアイロンがけを楽にしましょう。
ずっと着ていたいコットンシャツが手に入る
面倒なイメージがあるアイロンですが、ポイントさえ覚えてしまえば5分程度で終わってしまいます。ゆったりした気持ちにもなりますので、お気に入りのコットンシャツのお手入れにはぜひ、アイロンがけをして、日ごろからかわいがってあげてください。
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