綿100%のコットンシャツとはどのようなものでしょう。手入れを楽にするため、ポリエステルと混紡のものも多く出回っていますが、綿100%にこだわってみると、そこには”気持ち良さ”が見えてきました。
コットンシャツとは夏にうれしいもの
吸湿性と通気性に優れる綿素材は、肌着や夏の衣類としてよく使用されます。布を水に浸けると、みるみる膨らんでいく綿。そのように水分を含みやすい繊維なので汗が多い季節でも、綿はしっかり汗を吸い取ってくれます。
更に吸収した汗を放出するときには、気化熱で体温を下げます。コットンシャツとは、高温多湿の日本の夏を気持ち良く過ごす強い味方といえるでしょう。
コットンシャツとは冬にうれしいもの
綿繊維は空洞の繊維のため水を吸収しやすいのですが、乾いているときには、ここに空気をため込んでいます。肌に添うなめらかさで、体の回りに空気の層を作るのが綿。特に空気を含みやすく毛羽立たせたネルなどの綿生地は温かく、昔から冬の生地として欠かせないものでした。
そして、綿などの天然素材は吸湿性があるため、空気が乾燥しているときでも静電気が起こりにくいという特徴があります。冬になると静電気に悩まされている方は、コットンシャツを着ると改善されるでしょう。
コットンシャツとは手がかかるシャツである
吸水性や通気性がいい特性は、しわになりやすく縮みやすい特性にも繋がります。少々の型くずれやしわを気にしなくていいTシャツや肌着と違い、綿100%のコットンシャツを綺麗に着るには心をくばる必要があるのです。
ただポイントは2つ。
- 濡れたら布を動かさない
- 濡れている間にしわを伸ばす
洗濯ネットに入れて洗濯したり、半乾きでいったんアイロンがけをすると手間が軽減されます。
コットンシャツとはオンリーワンに変身するものである
型くずれしやすい原因は、綿繊維の分子が水分を含むと結合がゆるみ、動いてしまうため。この特徴は着ているうちに身体になじむ気持ちよさをもたらしてくれます。
コットンシャツが着ているうちに身体になじんでくるのは、生地が汗を吸い身体に添って動いているから。持ち主の体に合わせて生地が動くので、コットンシャツを借りると”サイズは同じなのにしっくりこない”という状況になります。コットンシャツとは、持ち主に合わせて育っていくシャツといえるでしょう。
コットンシャツとはオールマイティーである
コットンシャツとはさまざまな対応ができる深みを持ったものです。どのようなシーンで使われているのかまとめました。
いろいろなシーンで活躍
パリッとのりをきかせたコットンシャツは、スーツに合わせてもよく、ビジネスシーンでも活躍。また、吸湿性に優れ丈夫ですから、ハイキングや登山のときにもコットンシャツは愛用されています。
もちろん着心地が良いので、コットンシャツをカジュアルに着くずしてゆったりくつろぐというのもよく見られるシーンです。
コーディネートしやすい
アウターやボトムを選ばないコットンシャツは、コーディネートしやすいアイテム。また、ボタンをあけて羽織ったり、袖口をロールアップしたりと着こなしを変えることにより、いろいろな季節やシーンに対応できます。
最上級の着心地のコットンシャツとは
綿100%のコットンシャツとは気持ち良いものですが、それ以上に良いものがあります。それは超長綿と呼ばれる繊維の長い綿から作ったもの。細くしなやかな糸から作られた生地は、やわらかくつややかで滑るような着心地です。世界の綿の3%しかないといわれる超長綿の中でも、希少なものがGIZA綿。
ロルカオンラインショップで取り扱っているGIZA綿のコットンシャツは、品のあるワンランク上。ぜひ一度着てほしいアイテムです。