白いコットンシャツの黄ばみを取って気持ちよく着たいと思ったことはありませんか?黄ばみを取る方法をまとめました。
コットンシャツの黄ばみの原因は?
黄ばみの2大原因は”皮脂”と”石けんカス”。油と洗剤は成分は違いますが、繊維にからみついたものが酸化した結果、黄ばみになります。しまってある間に発生しやすいのはそのため。コットンシャツの襟や袖口が特に黄ばみやすいのは、皮膚に触れ皮脂がつきやすいからです。
なんとなくの黄ばみは洗濯前に下洗いする
コットンシャツが何となく黄ばんできたときや、とても汗をかいたときなどは、洗濯前にぬるま湯で作った洗剤液に1時間ほどつけ込みましょう。ナチュラル派の方は、セスキ炭酸ソーダを溶かしたぬるま湯に一晩つけても良いでしょう。
襟や袖口の皮脂汚れが目立つときは、黄ばみの部分に台所用洗剤や重曹を染み込ませてからつけます。すすいだ後、黄ばみが気になるようであれば液体酸素系漂白剤かオキシドールにつけ込んでください。その後は洗濯ネットに入れて洗濯しましょう。
漂白剤の力をアップさせて黄ばみを取る
薬局で手に入るアンモニア水を加えると漂白力がアップします。
- 洗面器に40度くらいのお湯を入れ、規定量の液体酸素系漂白剤とアンモニア水を1~2滴入れてかき混ぜる。
- 黄ばんだコットンシャツをたたんで入れ、20~30分浸けておく。
- クエン酸小さじ1杯を入れて中和した後、水でしっかりすすぐ。
黄ばみがひどい場合はアンモニア水を5滴にします。ただし強い漂白になるので、色があるものは十分注意します。マスクとゴム手袋をしておこなってください。
昔ながらの黄ばみを取る方法~煮洗い
綿は熱に強いので煮るのも有効。手順は、下記の5つです。
- 大きいステンレスかホウロウの鍋に水を入れ火にかける。
- 沸騰したら火を弱め、弱アルカリ性の洗濯用洗剤を小さじ1杯ほど入れ、菜箸で混ぜてよく溶かす。
- 黄ばみの気になるコットンシャツを広げて入れる。
- 菜箸で時々混ぜながら、10分ほど弱火で煮る。
- シャツを引き上げ、しっかりすすぐ。
煮た後のコットンシャツは熱いので、十分気をつけて。大きい鍋がなければ、ステンレスの洗いおけでも代用できますが、やけどに注意しましょう。
コットンシャツの黄ばみを防ぐ方法
黄ばみを取る処理は繊維を痛めやすいので、まず黄ばみを作らない工夫をします。
こまめにぬるま湯につける
着用したら皮脂汚れがつきます。毎回、洗いたいのですがコットンシャツは洗濯で型くずれしやすいもの。また、洗濯時に残る石けんカスも気になります。汗の汚れは水でも取れますので、たたんで水につけて押し洗いしましょう。
保管する前に洗濯
透明なシミなどが黄ばみへと変化しますから、衣替えのときには必ず汚れを落とします。特に重要なのがすすぎ。クエン酸を入れてすすぐと石けんカスがとれます。流水で水が透明になるまですすいだ後、乾かして保管しましょう。
汚さない
シャキッとしたコットンシャツが好きな場合は、洗濯のりをつけると汚れが落ちやすくなります。やわらかなコットンシャツが好きな場合は、襟や袖口にベビーパウダーをつけましょう。
ベビーパウダーが皮脂や汗を吸い取ります。撥水加工は汚れが入ってしまうとかえって取れにくくなるので、注意が必要です。
コットンシャツは黄ばみになる前に手入れをしましょう
ゴシゴシ洗い、漂白剤、高温、アルカリ性。これらが黄ばみを取る有効手段です。しかし綿が丈夫な繊維とはいえ、繰り返すと生地にはダメージを与えます。漂白剤とアンモニア水を併用したり、煮洗いするのは最終的な手段にしましょう。黄ばみにくい生地を選ぶのもコツかもしれません。
椿油を繊維に閉じこめたロルカのツバキオイル加工シャツは、着心地がいいだけでなく、汚れが落ちやすく黄ばみにくいアイテムです。ロルカオンラインショップをぜひチェックしてみてください。