お気に入りのコットンパンツを、適切な洗濯とお手入れで長持ちさせたいと思いませんか?綿の特性を知れば、型くずれが防げる洗濯や手入れができるようになります。
コットンパンツは洗濯で型くずれしやすい?
綿の繊維分子は水を含むと結合がゆるむという特性を持っています。そこに力が加わると、分子が移動し縮みやしわの原因に。特にパンツは大きな布を接ぎ合わせただけなので、濡れた状態では型くずれしやすいくなります。
洗濯前にコットンパンツをチェック!
コットンパンツに限りませんが、型くずれを防ぐためは洗濯前のチェックも抜かりなく。
- ボタンやホックをとめファスナーを閉める
- ポケットを裏返して細かいゴミがあれば古歯ブラシでかきだす
2点をチェックした後は汚れの気になる部分を外側に屏風だたみにし、洗濯ネットに入れます。コットンパンツがぴったり入る洗濯ネットが、しわや型くずれを防ぎます。
洗濯のコツ1~洗濯ネットに入れる~
水の中で動かないよう最後まで洗濯ネットに入れたままにします。
汚れと臭いが気になるときは洗濯前につけ置き洗い
30℃ほどのぬるま湯に重曹と洗剤や石鹸を一緒に入れ、洗濯ネットに入れたコットンパンツをつけます。動かさず、そのまま置いて汚れを浮かせましょう。重曹はぬるま湯2Lに1/4カップが目安です。
洗濯はできれば手洗いで
型くずれを防ぐには、洗濯機洗いが可能なものでも手洗いにするのがベスト。洗濯ネットに入れたまま、洗剤を入れた液に浸け、押し洗いをしましょう。
洗濯機を使う場合は、必ず洗濯ネットに入れたままで最後の脱水まで行ってください。色の濃いコットンパンツは色落ちしやすい場合があるので、別に手洗いするのが良い方法です。
洗濯のコツ2~脱水はとことん短く~
しわや型くずれの原因の大半は長い脱水です。脱水が長いと生地も傷みやすくなります。脱水するなら洗濯ネットに入れたまま30秒ほどで十分です。
アイロンをかけたくなければ、脱水をしないでまず浴室に干すという方法もあるくらいですが、コットンパンツはタオルドライもおすすめ。乾いたバスタオルの上にコットンパンツを置いて、ロールケーキを巻くようにくるくる巻きます。つかむようにして水分を取ってください。
乾燥機は使わない方が良いですが、使いたいときは洗濯ネットに入れたままで。完全に乾燥させると縮みやしわになりますので、半乾きで取り出してください。
洗濯のコツ3~形を整えて干す
洗濯が終わったら速やかに干します。生地を両手で挟んで叩いたり、手で引っ張ったりして形を整えて干すとアイロンが楽になります。折り目をつけなくてよいときは、ウエスト部分を筒状にピンチで挟みます。
折り目をつけたいときは、挟めるパンツハンガーで裾側を挟んで逆さまに陰干しましょう。先にアイロンで折り目をつけるときれいに仕上がります。途中で上下を返すと早く乾きます。
普段のお手入れのポイント
着用した後は、ブラシなどでほこりをとり、パンツハンガーに掛けて風通しのよいところで乾かしましょう。特に雨の日は要注意。たたまず必ず乾かしてください。
しわが気になるときは、スチームアイロンのスチームを当てた後、生地をそっと引っ張って伸ばします。ハンガーに掛けるときは、しわが目立たないよう、片足ずつ内側にかけるのがコツ。コットンパンツの内側の布がハンガーに掛かるので、しわになっても目立ちにくくなります。
コットンパンツは丁寧に洗濯しましょう
普通に洗濯機で洗うイメージのあるコットンパンツですが、洗濯のプロであるクリーニング店の方は、「型くずれしやすいからクリーニングがよい」といいます。それほどコットンパンツの洗濯は「優しく丁寧に」が基本。
ロルカのコットンパンツは、高級綿100%でも家庭で洗濯ができます。上手に洗濯をして、長くお付き合い下さい。ロルカオンラインショップもチェックしてみてくださいね。