洋服のお手入れは、お気に入りの服を長く着るために大切なことです。どんなことに気をつけてお手入れすればよいのか、洋服の劣化を抑えるお手入れ方法について、ご紹介しましょう。
洋服のお手入れ“ブラッシング”の効果
お気に入りの洋服を長く着るためには、毎日のお手入れが大切。ブラッシングには、洋服の繊維を回復させ、型くずれを防ぐ効果があります。
ブラッシングで繊維の回復力アップ
ブラッシングには、洋服についたゴミや汚れを払い落とすと同時に、繊維の流れを整え、空気を通す効果があります。空気が繊維の隅々までいき渡ることで、生地の回復力がアップし洋服の型くずれを防ぐ効果も。
ブラッシングと陰干しの効果
1日着た洋服は、丁寧にブラッシングし裏返してハンガーにかけ、風通しのいい場所に1日から2日陰干します。これは、汗や臭いを飛ばすため。夏物の服以外はブラッシングと陰干しすることで、洋服の劣化を抑えられます。
洋服ブラシは天然素材のものがおすすめ
洋服ブラシにはナイロン製のものありますが、静電気が起こりやすいためデリケートな生地には不向きです。できれば、天然素材の豚毛や馬毛のものがベスト。
スーツやジャケットなど固めの生地には、豚毛のブラシ。カシミヤやウール、シルク、ニットなどには、柔らかい馬毛のブラシを使いましょう。
洋服のお手入れ“洗濯前と後”2つのポイント
洋服の劣化を防ぐためには、なるべく洗濯しないのよいですが、夏場はそうも言っていられません。そこで、毎日のお洗濯の前後のお手入れで、劣化を抑えることができます。
【洗濯前】下洗いで汚れを落とす
洗濯機で落としきれなかった汚れは、シミになります。汚れやすい靴下や襟、袖口は洗濯機に入れる前に下洗いをしましょう。
- 下洗い・・・適量の洗剤を、40℃前後のぬるま湯に入れて溶かします。衣類を10分ほどつけておいてから、軽くもみ洗いをして洗濯機に入れます。衿や袖口など部分的に洗いたい時は、その部分だけ洗剤液につけて洗いましょう。
【洗濯後】干し方のコツは手アイロン
洗濯後の上手な干し方のコツを覚えれば、ノーアイロンでも大丈夫。まず、洋服を両手で持ち、3~5回大きく振って、洋服の内側に空気を入れます。次に前立てや袖、脇の縫い目にそって手アイロンでシワを伸ばしてから干しましょう。
型くずれを防ぐためには、ハンガーは太目のものがおすすめです。夏場は日焼け予防のため、乾いたら早めに取り入れましょう。
洋服のお手入れ“クリーニング”は最小限に
クリーニングの回数が多くなるほど、洋服はダメージを受けます。できれば、クリーニングは最小限に留めましょう。スーツ類はブラッシングとスチームアイロンでシワを取り形を整えておけば、クリーニングに出す回数を減らせますね。
また、おしゃれ着もクリーニングに出す回数を減らしたり、洗濯機で洗う回数を減らすことで、新品の状態を長く持続させることができます。洋服にスチームアイロンをかける時は、必ずあて布をあててからかけましょう。
上手なお手入れ方法で洋服をきれいに着よう!
洋服のお手入れ方法のポイントは、ブラッシングと下洗いや干し方。そして、重要なのは洗いすぎないこと。洋服を長く着るためにも上手にお手入れしましょう。
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