普段の生活で思いかけず作ってしまった洋服のシミ。いつもの洗濯では落とせない、頑固な油汚れや時間が経った汚れはシミ抜きをする必要があります。シミの種類によって変わるシミ抜きのポイントをご紹介します。
洋服のシミ抜きのポイント
洗濯の中でも、難しいといわれているシミ抜き。自宅でシミ抜きをおこなうときに、気をつけるポイントがこちらです。
- 汚れに気づいたら早めに洗濯、もしくはシミ抜きをする。
- シミ抜きは、汚れが広がって輪ジミにならないように、外側から中心へ向かって落とす。
- シミや洋服の性質に合った洗剤や処理を行う。
それでは、家庭でよくある汚れの種類別に、シミ抜きの方法を見ていきましょう。
基本のシミ汚れの落とし方
水に溶けやすい汚れや油分の多い汚れ、食べ物汚れのシミ抜きは、使う洗剤が変わるだけで手順はほとんど同じ。基本となる「水に溶けやすい汚れ」のシミ抜きの手順をご紹介します。
<使うもの>
- 水
- 乾いたタオル
- 歯ブラシ
- 絵表示に合った洗濯洗剤
<手順>
- タオルを4つ折りにして、洋服のシミがある側をタオルに接するように置きます。
- 水につけた歯ブラシで、タオルにシミを移すように、シミの外側から内側へたたきます。
- タオルの位置をずらして、タオルにシミが移らなくなるまで2を続ける。
- シミが残っている場合は、洋服の絵表示に合った洗剤を水で薄めて、歯ブラシを使ってシミをたたきましょう。
- 水でよくすすいで、洗濯機へ入れます。
水に溶けやすい汚れには、コーヒーやしょうゆ、ワインなどがあります。洋服にこぼしたときには、あわてず水ですすぐなどの応急処置をほどこして、残ったシミはこの手順でシミ抜きするようにしましょう。
油分の多いシミ汚れ落とし方
口紅やファンデーションのメイク汚れにチョコレート、ボールペンなど、なかなか落ちない油汚れのシミ抜きの手順がこちらです。
<使うもの>
- 水
- 乾いたタオル
- 歯ブラシ
- 絵表示に合った洗濯洗剤
<手順>
- タオルを4つ折りにして、洋服のシミがある側をタオルに接するように置きます。
- 洋服に合った洗剤を少量歯ブラシにつけ、外側から中心にむけてたたきます。
- タオルにシミがつかなくなったら、水でよくすすぎ洗剤を洗い流して、洗濯機へ入れましょう。
食べ物のシミ汚れの落とし方
食事中に洋服にはねてできてしまった、カレーやミートソースの食べ物のシミ。そのままにしておくと、落ちづらくなります。食事の後はシミが付いていないか確認をして、次の手順でシミ抜きをするとよいでしょう。
<使うもの>
- 食器用洗剤
- 水
- 乾いたタオル
- 歯ブラシ
<手順>
- タオルを4つ折りにして、洋服のシミがある側をタオルに接するように置きます。
- 食器用洗剤と水を1:1で混ぜ合わせます。
- 1を歯ブラシにつけて、シミの外側から中心へ向けてたたきます。
- シミがタオルにつかなくなったら、水でよくすすぎ洗濯機へ入れましょう。
特別な洋服はクリーニングへ
家庭用の洗剤でできるシミ抜きをするとき、生地の縮みや色落ちが気になる特殊な生地を使った洋服の場合は、迷わずクリーングを利用しましょう。
洗濯のプロにまかせるのも、上手に洋服のシミを取りのぞくポイントのひとつです。シミ抜きの前に絵表示をチェックして、どのような特徴を持つ洋服なのか確認しておきましょう。
シミ抜きは大切な洋服のお手入れのひとつ
お気に入りの洋服の汚れやシミは、気持ちも沈んでしまいますね。汚れに気がついたら、早めにシミ抜きの処置をするのがおすすめです。ポイントに気をつけながら、汚れの性質に合ったシミ抜きでやさしく洗ってあげましょう。
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