冬物の保管は、しっかり汚れを落とすことが大切。ほんの少しの汚れやシミは、虫食いの原因になります。大切な冬物を、来シーズンもきれいに着るための保管方法をご紹介しましょう。
冬物の保管は“洗い方”が基本 その3つのポイント
冬物の素材はフリースやウール、毛皮、皮革製品など種類もさまざま。きちんと洗って保管しておけば、来年もまた気持ちよく着られます。
冬物の上手な保管方法で、まず大切なのは“洗う”こと。自宅で洗濯できるものと、クリーニングに出すものと、衣服を分けることから始めましょう。
汚れやシミを見つける
冬物の衣服の汚れやシミは、ほんの少しでも虫食いや黄ばみの原因になります。虫食いのできやすいカシミアやウールは、丁寧にチェックしましょう。また、汚れやシミの周囲を糸で丸く印をつけておくと、洗うときやクリーニングに出すときに便利です。
洗い方で分ける
素材が豊富な冬物の衣服は“洗い方”で分けます。衣類の内側についている「取り扱い絵表示」を確認しながら、自宅で手洗いできるものと、クリーニングに出すものとに分けましょう。分けるのに迷った素材は、クリーニングに出すのが無難です。
自宅で洗うときは、手洗いが基本
「取り扱い絵表示」に洗濯機マークがついている場合でも、冬物の衣服は手洗いがおすすめです。ネットに入れて洗っても素材によっては毛羽立ったり、よれたりする場合もあります。それを避けるためにも冬物の衣服は手洗いが基本。
冬物を上手に保管するポイントは4つ
来シーズンもきれいに冬物を着るためには、洗った衣服を上手に保管することが重要です。その保管方法のポイントをご紹介しましょう。
冬物の保管は晴れた日がベスト
雨の日など、湿気の多い日の衣替えはNG。冬物は厚手のため湿気を取り込みやすく、保管する際に湿気も一緒にしまい込んでしまうことに。衣類の湿気は、カビや嫌な臭いがつく原因になります。冬物の保管はよく晴れた日にするのがポイント。
防虫剤の効果は上から下へ
保管するときは、防虫剤を入れましょう。防虫剤の成分は上から下へ流れます。これは、防虫剤の成分が空気よりも重いため。
防虫剤は衣服の上に置き、成分が全体的行き渡るようにしましょう。防虫剤の効果を長続きさせるためにも、衣服を詰めすぎないことがポイントです。
ニット類はたたんで保管
セーターなどのニット類は、ハンガーにかけて保管すると肩や襟回りが伸びてしまいます。たたんでしまうのがポイント。できれば2つ折りにたたんで、間に白いボール紙などを挟んで保管すると、シワや湿気防止になります。
コート類はハンガーにかけて保管
コート類はたたまずに、クローゼットにハンガーにかけた状態で保管しましょう。その際、ほこりや湿気がつかないよう衣装カバーをかけましょう。通気性のある衣装カバーを選ぶのがポイント。
クリーニングのビニール袋は不要です。冬物を保管するときは、必ずビニール袋から出して保管しましょう。
皮革製品や毛皮などの保管方法
毛皮や皮革製品は、通気性のいい涼しい場所で保管しましょう。毛皮はホコリや毛先のクセをつけないためにも、通気性のある衣装カバーをかけて保管します。
皮革製品の保管は除湿剤が必要ですが、毛皮と一緒に保管する場合は、除湿剤はNGです。できれば、毛皮と皮革製品は別々に保管しましょう。
冬物の保管は汚れを落として、しっかり防虫!
汚れを落として虫食いを防いだり、素材にあった保管したりすることは、冬物の服を長く着るために大切なこと。お気に入りの服は長く大切に着たいですね。
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