洗濯後にシワが残りやすいリネン。アイロンがけには、ちょっとしたコツが必要です。リネンをまっすぐに仕上げるアイロン方法と、シワを抑えてふんわりした風合いを引き出す洗濯方法をご紹介します。
リネンの特徴
さらりとした肌触りで、通気性、吸湿性に優れているリネン。水に強くジャブジャブと洗うことができるので、オールシーズンで人気のある天然素材です。使い心地のよいリネンですが、「シワができやすい」というデメリットをもっています。
そのため、「アイロンがけが大変!」と言われているリネンのアイロンがけは、リネンの特徴に合わせておこなうことが大切です。
リネンのアイロンがけのポイント
洗って乾かしたあとにシワが出やすいリネンのアイロンがけは、「水分を含んだ状態」から始めることがポイント。上手なアイロンがけのコツはこちらの4つです。
1.アイロンがけの前にリネンを濡らしておく
乾いているリネンは、アイロンだけではシワが伸びにくく、スチーム機能を使ってもなかなか生地がのびません。リネンのアイロンがけは、しっかり霧吹きで水分を含ませてからはじめましょう。
2.アイロンの温度は中温~高温で
伸縮性がないリネンのシワを伸ばすには、アイロンの温度は高めが向いています。アイロン前に絵表示を見て、アイロンの温度が高温でも大丈夫なのかを確認。中には高温でアイロンをかけると生地が傷むものもありますので、必ず確認してから中温~高温に設定するようにしましょう。
3.リネンは当て布を使ってアイロンをかける
丈夫なリネンですが、高温でのアイロンは生地を傷つけたり、テカリの原因になったりします。リネンの痛みを和らげるためにも、当て布をあててアイロンをかけることがおすすめ。
4.アイロンをかけたリネンはハンガーへ
たたみシワを防ぐためにも、アイロンをかけたリネンはハンガーへかけるようにしましょう。また、リネンはアイロンをかけてたたむのはNG。
たたみシワが強くついてしまい、取れにくくなってしまいます。リネンの収納は、軽く丸めるようにたたむようにして、着る前日にアイロンをかけるようにしましょう。
アイロンを使わずにリネンのシワを軽減する方法
シワのとれにくいリネンは、アイロンがけもひと苦労。そんな時には、洗濯から工夫をするとシワが付かずに乾かすことができます。
洗ったリネンは脱水をしない
リネンに限らず洗濯物のシワができる原因は、洗濯時の脱水。絞られてできたシワはそのまま乾かしてしまうと、アイロンをかけても、シワが伸びにくくなってしまいます。
リネンの脱水は、できれば「かけないこと」がおすすめ。どうしても、水が滴るのが気になる場合は、脱水の高速回転が始まる前に止めるようにしましょう。
リネンは濡れ干しが効果的
脱水をかけずに取り出したリネンは、濡れたままハンガーにかけて干す「濡れ干し」で乾かします。水をたっぷり含んでいるので、通常よりも乾くのに時間はかかります。
自然と、リネンの繊維が下に引っ張られながら乾くので、シワができにくくなります。ハンガーにかける前には、繊維に沿って伸ばして形を整えてから干すようにしましょう。
この方法でリネンのシワはだいぶ軽減されます。アイロンがけも、襟やそで口などのスポットだけで十分でしょう。リネンのアイロンがけの前には、ぜひお試しください。
アイロンがけで変わるリネンの雰囲気
リネンはアイロンをしっかりかけても、着ているうちにシワができてしまいます。しかし、やわらかい肌触りで着心地のよいリネンは、自然らしさを楽しみながら着られる魅力を持っています。
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