衣類に、ついている洗濯タグ。「知っているけど、正しい見方が分からない」という方も、多いのではないでしょうか?洗濯タグの見方を覚えて、適切な方法でお手入れしましょう。
洗濯タグの取扱い絵表示(洗濯表示/洗濯マーク)
基本的に、ほとんどの衣類についてる洗濯タグ。記載されている洗濯マークは、表示通りの洗い方をすれば問題なく洗えるという意味になります。記号の分類は6種。
洗い方からアイロンのかけ方、干し方などそれぞれの衣類に適切な取り扱い方法が記載されています。お手入れするときは洗濯タグを確認してから行うと良いでしょう。
1.洗い方(水洗い)
代表的な洗濯マークの見方についてご紹介します。
洗濯機で水洗いができる
マーク内の数字は、洗濯するときの液温(水温)の上限温度です。表示より高い温度で洗うと、衣料の縮みや色落ちする場合があるので注意しましょう。「弱」と書いてあれば洗濯機の弱水流または、弱い手洗いが良いという意味です。
手洗いで
手洗いマークは洗濯機の使用不可を示しており、弱い手洗い(押し洗いや振り洗い、つかみ洗い)が良いという意味。数字は、洗濯するときの液温の上限を表してます。
最近の洗濯機は、優しく洗えるコースがあるので「手洗イ」とタグに表示されていても、ネットに入れて弱水流で洗うコースを選べば洗うことが可能です。「中性」と書かれていれば中性洗剤を使いましょう。
水洗いできない
水洗いは、洗濯機も手洗いもできないという洗濯マークになります。素材や洗い方などに注意をすれば洗っても問題ない衣類もあります。
2.塩素漂白の可否
塩素系漂白剤が、使用できるかどうかを表している洗濯マークです。
- 塩素系漂白剤による漂白ができる。
- 塩素系漂白剤による漂白はできない。
洗濯タグの取扱い絵表示には、塩素系漂白剤の使用の可否のマークはあっても、酸素系漂白剤についてのマークはありません。
酸素系漂白剤が、使用できない場合は「酸素系漂白剤使用禁止」など、取り扱い注意事項として洗濯マークの下に書かれていたり、タグの裏などに記載があるので確認しておきましょう。
3.アイロンのかけ方
- アイロンは210℃を限度とし、高い温度(180℃から210℃まで)でかけるのが良い。
- アイロンは160℃を限度とし、中程度の温度(140℃から160℃まで)でかけるのが良い。
- アイロンは120℃を限度とし、低い温度(80℃から120℃まで)でかけるのが良い。
- アイロンがけはできない。
上記のマークはアイロンをかける際、当て布を使用する必要はありません。アイロンマークの下に波線があれば当て布を使用してください。
4.ドライクリーニングに関する洗濯マーク
- パークロロエチレン又は石油系溶剤でのドライクリーニングが可能。
- 石油系溶剤でのクリーニングが可能。
- ドライクリーニングはできない。
ドライクリーニングマークは「ドライクリーニングができる」という意味で「ドライクリーニングしかできない」という意味ではありません。
5.絞り方に関する洗濯マーク
手絞りや洗濯機での脱水が、できるかどうかを表す洗濯マークです。
- 手絞りの場合は弱く、洗濯機の場合は短時間の脱水が良い。
- 絞ってはいけない。
6.干し方に関する洗濯マーク
「平」は平干しを示し、斜線は日陰を示しています。
- つり干しが良い。
- 日陰のつり干しが良い。
- 平干しが良い。
- 日陰の平干しが良い。
洗濯する前に一度タグの確認を
洗濯タグに記載されている洗濯マークの見方を覚えれば、衣類に関する情報が分かり適切なお手入れができるようになります。洗濯に失敗してお気に入りの洋服を、ダメにしてしまうという悲しい経験も減らすことができ、大切な衣類も長く愛用できるでしょう。
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