シャツの着心地や仕上がりに、大きく影響するのはなんといっても生地。違いによって風合いや仕上がり全体の印象も、まったく変わってきます。今回は、シャツの生地の種類や、着こなし方についてまとめました。
一般的なシャツに使われている生地
シャツの生地の種類、あなたはいくつ知っていますか?
一般的なシャツに使われている、生地の種類8選をピックアップしました。特徴やメリット、おすすめのコーディネートもご紹介します。
ブロード
ブロードは、ビジネスシャツの定番生地。タテ糸とヨコ糸の本数が均等になっている、目の詰まった平織りの生地です。
糸の太さが細くなるほど、表面が滑らかになって光沢が増し、柔らかな肌触りになるのが特徴。シンプルな織り方なので、冠婚葬祭などのフォーマルな装いに選ばれることの多い生地です。
ブルーのブロードは、よりスマートな着こなしに。シンプルな白のボトムとの相性もバツグンで、爽やか大人な印象を与えてくれます。
チェック
男女共に定番人気のチェック。伝統的なモチーフとして愛好され、タータン・ギンガム・グレン・アーガイルなど、種類が多いのも特徴です。流行り廃りが少ないので、毎シーズンに欠かせないトレンド生地になっています。
落ち着いた色のチェックシャツに、細めのパンツとあわせれば、スマートな大人のスタイルに。短めの着丈を選べばこなれた印象になります。
デニム
デニムは、タテ糸に色糸、ヨコ糸に白糸(さらし糸)を使って“綾織り”した生地。色落ちしたり、徐々に味わいが変わる、ダメージ感を楽しめるのがデニム生地の魅力です。
きちんと感のあるコーデに、腰巻すればカジュアルに。ワンピース風に可愛く着こなしたり、羽織るにもちょうどよいデニム。長めの丈をチョイスすれば体型カバーにも。
トレンドのダンガリーデニムシャツと、ホワイトデニムを合わた定番コーデや、ジャケットをプラスすれば、大人っぽくまとまった上品なスタイルに。
ポリエステル
ポリエステルは化学繊維の一種。耐久性がありリーズナブルな価格のポリエステルは、日常生活の中でも欠かせない生地。
特徴は、シワになりにくく、軽くて丈夫なところ。すぐに乾き、水による収縮が少ないといった特徴も。他の繊維との混紡交織にも優れていて、ポリエステルを混紡させた、形態安定加工シャツも人気です。
ウール
羊の毛であるウールは天然繊維のひとつ。吸湿性・保湿性に優れ、弾力性があり、シワになりにくく色落ちもしにくいなど、ウールならではのメリットがたくさんあります。「着込んで着膨れしたくないけど、防寒はしっかりしたい!」という方におすすめの生地です。
インナーにタートルなどを合わせて、薄手のアウター代わりにするのもおすすめ。
ニット
ニットと聞くと、セーターなどウール素材を思い浮べるかもしれませんが、「ニット」というのは「編み物」を意味し、使われる素材はウールだけではありません。
リネン、コットン、アクリルなど、さまざまな素材が使われ、編み方によってニットシャツ・Tシャツ・肌着・スウェットシャツといった、多種多様なアイテムを生み出しています。
リネン
リネンは、天然素材のなかでも汚れが落ちやすく、丈夫で水に濡れても乾きやすいのが特徴です。洗濯に強く、繰り返し洗うほど風合いが楽しめる素材感も魅力。放熱性、放湿性に優れ、着心地が涼しげなのもよいところ。
すっきりとしたパンツにはもちろん、ボリュームのあるボトムスと合わせてもバランスのよいリネン。1枚でさらっと着られる、リネンのシャツワンピもおすすめです。
コットン
コットンは、赤ちゃんから年配の方まで、幅広い年齢層に好まれる、もっともポピュラーな生地。
ワイシャツやTシャツ下着など、さまざまな衣類に使用されています。優れた吸湿性と保温性、通気性もよくサラッと着心地のよいコットン。ロルカでも上質なコットンを使い、毎日快適に着られるシャツへと仕上げています。
シャツの生地の種類を増やしてコーデの幅を広げよう!
ご紹介した生地の種類を何点かお気に入りに入れておけば、着まわしもできて普段のコーディネートに役立つはず。オシャレの幅もグッと広がりますよ。
ロルカオンラインショップでは、いろんな生地でつくられたシャツを豊富にラインナップ。お気に入りのシャツをたくさん見つけて、毎日の暮らしを豊かに楽しく過ごしてみませんか?