着心地の良さが人気のリネンシャツ。デザインもタイプもバリエーションが充実してきた今だからこそ、リネンシャツに一番大切な「着心地良さ」について、改めて考えてみました。
そもそもリネンシャツとは?
リネンシャツとは、「リネン(亜麻)」という植物からできる繊維素材で作られたシャツのこと。リネンは「人類最古の繊維」ともいわれ、ヨーロッパでは古くから生活の中で幅広く使われてきた繊維です。
日本では明治時代からと、まだそれほど長くはありませんが、衣類やシーツ、キッチンアイテムなど、さまざまな製品に利用されています。
そうした製品の中でも、近年注目を集めているのがリネンシャツ。こなれ感のあるスタイルと、ナチュラルでやさしい着心地が人気です。デザインとタイプも、多くのバリエーションが登場しており、春夏のワードローブとして、すっかり定番となってきているアイテムです。
心地よいリネンシャツとは?
リネンシャツの特徴は、やはりその「着心地の良さ」。ジメジメとした梅雨時期や、暑さの厳しい真夏など、湿度と汗に悩む時期に着ることの多いリネンシャツ。ここでは、リネンシャツで着心地の良さを感じる理由についてまとめました。
機能性に優れている
リネンシャツは風通しが良く、カラダの余分な熱を逃がしてくれるので、衣服の中に暑さがこもりません。真夏の暑さの中でも涼しく過ごせるのも、リネンシャツの魅力です。
また、リネンは吸湿性と速乾性に優れた繊維です。汗をすばやく吸いとって、すぐに乾いてくれるので、ベタベタと肌にまとわりつかず、さらりと快適に過ごせます。汗ばむ季節におすすめの優れたアイテムなのです。
やさしく、しなやかな肌ざわり
リネンというと、「硬い」「チクチクする」といったイメージがあります。でも実際のリネンは、肌ざわりが優しくふんわりやわらかなのが特徴です。これは、リネンに含まれる「ペクチン」という成分が、繊維の表面を覆っているからなのです。
またペクチンは、リネンに光沢とハリを与え、繊維のしなやかさを生む理由になっています。この肌ざわりもリネンシャツの大切なポイントです。
お手入れがカンタン
リネンは、生地が薄く弱く「お手入れが難しいもの」と思っていませんか?実は「天然繊維の中では最も強い」といわれるほど、とても丈夫な素材なのです。
だからリネンシャツは家で手軽に洗えます。洗濯をくり返すうちに更に風合いが増し、長く楽しめるのも魅力。汚れが落としやすく、洗ったあともすぐ乾くのもうれしいメリットです。
ノーアイロンでもフォーマル感があるので、家でもオフィスでもデイリーに大活躍。お手入れが簡単にできることもリネンシャツ人気の一つなのです。
使い込むほど心地よく
フレンチリネンやアイリッシュリネンなど上質な素材のリネンシャツは、使い込むほどに肌になじんで、より心地よい特別な一枚になっていきます。
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