こんにちは。児島オフィスの家守(やもり)です。
今年の春は肌寒く感じる日がちょこちょこありますね。
春なのに夏?!と汗ばむ陽気がついに来たかと思えば
カーディガンやパーカーなど羽織りが欲しくなる日も。
こういう時期は「着るものに困っちゃうわぁ」なんて会話もされることが、みなさん多いのではないでしょうか。
5月も中旬。早いところでは梅雨入りもして、そのあとは暑い暑い夏が待っていますね。
さてさて3回目の企画室ノートは、ロルカの定番商品のひとつ、
「フレンチリネンロールアップシャツ」をご紹介させていただきます。
フレンチリネンロールアップシャツ
麻100%、レギュラーカラーで袖口がロールアップできるかたち。
2011年秋の商品です。
きっかけは雑誌「ナチュリラ」さんのコラボ企画でした。
副編集長さんが以前からロルカのストライプシャツをご愛用してくださっていて、
「この形で白のリネンシャツを!」と
お声かけいただきました。
(上の画像シャツは私のです。)
白の麻100%生地って企画段階で常に、傍らには資料があるのですが
ロルカのコンセプトにしっくりくる生地がなかなか見つからず、作れずが正直なところでした。
・できればオールシーズン着たい。
・さらっとしたリネンの着心地は味わいたい。
・ほどよくシワ感があったほうがかっこいいけど、シワが目立つのはさけたい。
・薄い生地も、かたい生地も着ていて長続きしなさそうなので
ほどよく透けない程度の生地がいい。
・しかも白で!
私たちなりのこだわりも入れ込みながら、常に生地探ししていました。
そしてお声かけいただくこと数年。。。(当時のページを見ると5年!)
定番として作りたい!と思える生地に出会いました。
フランス北部で栽培された麻を輸入して日本で生地に織りあげた生地は真っ白ではない、オフホワイト。
冬のウールニット合わせの時もこの色なら馴染むはず。
一般的な麻のイメージにあるシャリ感とか、パリッとした風合いではなく、やや厚みがあって柔らかい。
きれいにアイロンをかけてシワをのばすよりも、洗いざらしが似合う素材感。
文句なしでした。
形のベースはありますが、こだわりだすとやはり改良したいディテールもちらほら。
使う糸やボタンなども一緒に相談させていただき、
2011年9月発売の「ナチュリラ」さんのページで披露させていただくことができました!
懐かしい。。。
わたしは、普段はカフスの釦を外して、ひとつ折り曲げる着方が多いです。
家事や水仕事をするときはもう一回折ってからグッと袖口を上げていますが、生地が柔らかいわりには落ちてこないので重宝しています。
あれから6年近く。
お声かけいただいた時からは11年。
おかげさまでロルカの定番シャツとして定着し、メンズサイズともに、数多くの方々にご愛用いただいています。