フルーツ王国の異名を持つ岡山県はブドウの産地です。
今回はそんなブドウから広がるお話です。
#14 ブラヤモリ tetta 新見
岡山県の北部に位置する新見市哲多町。
広大なブドウ畑の中に昨年できたのがワイナリー。
ここで採れたブドウをつかって醸造されたワインをtettaという町の名前をつけたブランドで販売しています。
このワイナリーで行われるイベント「Vin Voyage ~旅するワイン~」に参加してきました。
山道をひたすら車で走り続けると、突然ブドウ畑が広がってきます。
そしてワイナリー「domain tetta」が現れます。
まるで、ヨーロッパみたいな風景。
ワイナリーの設計はワンダーウォールの片山正道さん。
入り口ではパンダがお出迎え。
中に入ると飲食スペースがあり、そこから地下のワイン醸造所が見渡せるようになっています。
お昼の部と夜の部、それぞれに食事とワインのペアリングを楽しむイベントです。
ワインはもちろんtettaさんとスペシャルゲストで来ていただいていた新潟のワイナリー・カーブドッチさん。
産地を超えてのコラボレーションです。
土地の違いはそのまま味の違いとなります。
飲み比べるとよくわかりますね。
ワインによく合うパンを焼いていただいたのは、旅するパン屋のヒヨリブロードさん。
お昼の食事は、岡山県の西粟倉村にあるフレル食堂さんのジビエ料理。
夜の部は岡山のイタリアン・レオーニさんと、これまた新潟からウオゼンさん。
奇跡のコラボレーションです。
そんな奇跡を実現してしまったのも、tettaさんの情熱の力。
今回のイベントをコーディネイトした方がtettaさんの紹介のスピーチで、「愛と情熱と妄想」と紹介していたのも、この空間を体現してしまうと深くうなずいてしまいます。
ここがかつては耕作放棄地だったなんてとても思えません。
昼と夜とともにDJは倉敷市児島のアパレル・ジョンブル社長。
お土産はジョンブルさんのワインバック。
そんな、産地と業種を超えてのコラボレーションの数々はこれからの大きな可能性も感じさせてくれます。
夜の部はワイナリーの屋上で行われました。
満点の星空の中、魅力あふれる人達と美味しいワイン、食事、そして素敵な音楽。
幸福の縮図のような時間が流れていました。
場の力って、改めて凄いな。
今後の森の8カテンにもこうご期待を。